ティップス集
【レイフラット編】編集ソフト画面と商品の仕上がり比較
2025年7月28日|カテゴリー:
こんにちは!フォトレボスタッフのモガです。
今回はレイフラットの編集ソフト上の見え方とフォトブックになった時どうなるのかを解説いたします。
レイフラットの製本方法の違いについて
「レイフラット」とは、本を開いたときにページが180度フラットに開き、中央に段差や凹凸ができない製本方法です。ページの継ぎ目が滑らかなので、写真やデザインを中央まで大胆にレイアウトすることができます。「合紙綴じ」または「合紙製本」とも呼ばれます。
一方、「無線綴じ」は、本文の背を糊で固めて表紙を接着する一般的な製本方法で、ページが外れにくいという特徴があります。冊子や書籍に広く使われており、フォトレボのフォトブックの多くもこの「無線綴じ」で仕上げられています。
編集ソフトの違い、見え方について
この記事では「ダウンロード版」の編集画面についてご説明します。
なお、「オンライン版」と「ダウンロード版」のどちらをお使いいただいても、本の仕上がりに違いはありません。編集の考え方も共通ですので、同様のイメージでお読みいただければ幸いです。
レイフラットの表紙(編集ソフトの見え方)
現在、レイフラット製本はハードカバータイプのみの取り扱いとなっております。
基本的には、無線綴じタイプのハードカバーと表紙の仕様に大きな違いはありません。
なお、表紙には必ずバーコードが印字されます。
レイフラットの表紙(実際のフォトブック)
編集ソフト上で「表紙」とかかれた画面は、おもて表紙と裏表紙を含むレイアウトを指します。
実際、フォトブックになった時にはこのように作成されます。
編集ソフト上でグレーに表示されている部分は、表紙作成時に見えなくなる領域です。
このエリアに重要なテキストや写真を配置すると、一部が切れてしまう可能性がありますのでご注意ください。
ただし、この領域は「塗り足し」として必要な部分ですので、背景画像などはこの範囲までしっかりと引き延ばしてレイアウトしてください。
表紙の溝(折りスジ)について
「無線綴じ」と比べて、「レイフラット」の場合、背表紙と表紙の間の溝(折りスジ)が浅くなります。
本文について(編集ソフトの見え方)
レイフラットの本文は、見開きから始まります。
また、レイフラットは紙同士を貼り合わせる製本方法のため、単ページはありません。
本文について(実際のフォトブック)
1ページ目がおもて表紙に張り付いた状態で本文がスタートします。
無線綴じは、本文をキズから守るために「見返し」や「トレペ」が入ります(ソフトカバーは「トレペ」がはいりません)
本文の数え方
レイフラットは180度フラットに開く見開き仕様ですが、ページ数のカウントは通常の冊子と同様に、左ページ・右ページそれぞれ1ページとして数えます(見開き=2ページ)。
たとえば、10ページの商品は「見開き5組分(=5見開き)」にあたります。
本文の最終ページ(編集ソフトの見え方)
最終ページも見開きで終わります。
必ずバーコードが入ります。とることはできません。
本文の最終ページ(実際のフォトブック)
最終ページもうら表紙に張り付いた状態になります。
無線綴じの場合は、最終ページも単ページで、見返しがきます。
レイフラットは、本を開くとすぐに本文が始まる仕様となっています。
そのため、扉ページ(導入ページ)を設けたい場合は、レイアウトに少し工夫が必要です。
たとえば、1ページ目・2ページ目、または最終ページを「見返し」のような役割としてデザインするのもひとつの方法です。
ぜひ、皆さまも自由な発想でレイフラットのレイアウトを楽しんでみてくださいね!
以上、モガでした。