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フォトレボのフォトブックはこうやってできている!
2024年5月27日|カテゴリー:
みなさんこんにちは!千花です。
以前の記事で私は「フォトレボのフォトブックは品質が良い」と書きました。
注文から出荷までの日数が短く、値段もお手頃。加えて品質が良いフォトレボのフォトブック。
どうやって作られているか気になりませんか?
そういうわけで今回はフォトレボのフォトブックの製作工程をご紹介したいと思います。
ちなみに撮影で使用しているのは以前ブログの記事のために作成した「花ブック」のデータです。
仕様はソフトカバーA5バーチカルとなっています。
「花ブック」が登場した記事はこちら
ソフトカバーA5バーチカル
印刷編
まずは注文していただいたデータを用紙に印刷します。この工程がなければ何も始まりません。
ソフトカバー商品の本文は全てサテン(半光沢紙)を使用しています。
一部ハードカバー商品の本文ではグロッシー(光沢紙)が選択可能です。
上の写真が使用している印刷機です。結構大きめですね。
印刷された本文が出てきています。
その後インク飛びや色抜けが無いかを一枚一枚目視で確認し、問題がなければ次の工程へ回します。
本文を検品しているところです。
製本編①表紙チェック
続いては製本編です。
まずは表紙に不具合が無いか目視で確認します。
PP加工を施した際にホコリが入ってしまうことがあるので、この工程は重要です。
ちなみにPP加工とは紙の表面にPP(ポリプロピレン)フィルムを熱で圧着し貼り合わせることです。そうすることで摩擦や傷から保護できるだけでなく、光沢や高級感が増して見栄えも良くなります。
PP加工を終えた表紙と表紙をチェックしているところです。
悪い例(弾く対象のもの)↓
よく見るといくつかホコリが入ってしまっていますね。
良い例(次の工程へ進めるもの)↓
悪い例のものと違い、ホコリが入っておらず綺麗です!
製本編②丁合
表紙チェックを終えたら、次は丁合です。
「丁合」とは数種類の印刷物を1枚ずつ順番にとり、1セットの束にする作業のことです。
断裁した本文の前後に見返し(白紙の紙)を入れ、表紙と合わせます。
見返しとは表紙と本文の間にあり、両者の接着を補強する紙のこと。それがあることでフォトブックの耐久性が増します。
丁合しているところと終えた後の写真です。
製本編③仮製本
お次は仮製本。
専用の機械で接着します。
フォトレボで使用しているのは参考書やテキストなど耐久性の必要な本に採用されているPUR糊です。
こちらの糊は乾くのに丸一日かかってしまいますが、その代わりとても丈夫になります。
さらに通常使われる糊よりも本の開きが良くなります。
上の写真が仮製本用の機械です。こちらも大きめですね。
そして仮製本したものを下の写真のようにして丸一日乾かします。
製本編④断裁
製本編最後は断裁です。
仮製本まで終えたものを仕上がりのサイズに断裁します。
こちらが断裁機になります。
手などを切ってしまう恐れがあるので、使用する際は注意が必要です。
断裁しているところと断裁後のフォトブックです。
検品編
最後は検品編です。
できたフォトブックに不備がないかを確認します。
表紙に傷があったり、目立つようなホコリが入っているものは基本弾きます。
検品しているところです。
その後はシステム通し。表紙と本文の組み合わせが正しいかどうかをチェックする作業です。
そこで問題がなければ晴れてソフトカバーフォトブックの完成となります!
「花ブック」はこんな感じになりました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はフォトレボのフォトブック(ソフトカバー)ができるまでをご紹介しました。
最後に一連の工程を動画で振り返りましょう。
フォトレボのフォトブックは人の手で作られている部分が多くあり、一冊一冊丁寧に作られています。
この記事を読んで気になった方はぜひ一度利用してみてください。
ではまた!